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Second Expression ―目指せ、エレクトーンマニア―

エレクトーン(特にELシリーズ&STAGEA)を(色んな方向から)愛してやまない管理人が、エレクトーンや音楽について色々と語っております。

銀色の狂風 2

某所に別名で投稿した「エレクトーン擬人化」の小説です。
※文字数に制限があるため、分けて投稿します

個人の勝手なイメージで「もしもエレクトーンが人間の姿をしていたら…」と考えたものであり、ヤマハ本社様及び関係者様とは一切関係ございません。


大丈夫!という方は、追記よりお楽しみいただければ幸いです…


*****



こうして私のSTAGEAとの格闘が始まった。

 

「あーもうめんどくさい!これがEL-900mなら何の問題もないのに~」

「お前はELシリーズに依存しすぎなんだよ!いい加減早くSTAGEAに慣れろ!」

 

毎週レッスンに通うたび、01Cと同じようなやり取りをする。

そして家に帰ってくるとELシリーズの、しかも古びた中級者向けのエレクトーンが待っている。

レッスンでの練習と家での練習とのギャップにも頭を悩まされた。

 

「うぅ…いつか絶対EL-900mを買う…!」

「待て待て待て!900mを買うんだったら俺を買えよ、俺を!!」

「いやだー!絶対900mを買うんだからー!!」

 

…それでも、01CとぶつかりあうたびにだんだんSTAGEAをうまく使えるようになってきた。

新しい音色やリズム、タッチパネルの操作にも慣れてきた。

イベントなどでもSTAGEAを使う事が多くなり、その会場で01Cと会う事もあった。

 

――こうして、あっという間に1年が過ぎていった。

 

 

2005年の春。

進級のお祝いとして、なんとELS-01Cを買ってもらえる事になった。

ついにうちのエレクトーンも、STAGEAになる。

学校から帰ってきて防音室のドアを開けると、銀色のパネルが出迎えた。

早速練習をしようと電源を入れる。

 

「よぉ。お前んちで会うのは初めてだな」

 

01Cが現れた。

うちに来たのは初めてだというのに、すっかりなじんだような顔をしている。

 

「これからはレッスンの時だけじゃなく毎日俺の機能を存分に使えるぞ!」

 

彼はいつもの自信に満ちた表情で言った。

 

「……」

 

私は思わず黙り込んだまま01Cのほうを見た。

 

「なっ…何だよ。もっと嬉しそうにしろよ」

「いや…教室でもうちでも、01C01Cだなーと思って」

「おい、どういう意味だよそれ!」

 

…やはりいつもの01Cだ。

 

「それにね、私まだあきらめてないんだ。いつか絶対EL-900mを買う事を!」

「ったく…好きにしろ」

 

01Cはあきれ顔でため息をついた。

 

01C

「何だよ」

「…これからよろしくね、相棒!」

 

私が言うと、01Cはにっと笑みを浮かべて答えた。

 

「おう!まかせとけ!!」

 

 

――あれから何年もの時がたった。

私は01Cとすっかり仲良くなり、私にとって01Cはまさに息の合う相棒のような、なくてはならない存在になっていた。

今ではEL-900mに負けないくらい、ELS-01Cも大好きだ。

 

この何年かの間にためていたお金で中古のEL-900mを手に入れたのは、また別の話。




後書き


今回も実際に感じた事をもとに書いていきました。
STAGEAの機種紹介でも色々書きましたが、初めてSTAGEAが出た時はもう、まさに“銀色の狂風”が突然ふきつけてきたような感じだったんですよ、私は…

そう、この話を考えている時はまだ01シリーズが最新機種だったんですが、気がついたら02シリーズが発売されて01Cも最新機種じゃなくなってしまいました…/(^o^)\
今更感半端ないストーリーですね…

でも、当時の感覚を思い出して弾き手と01Cの会話を考えるのがとても楽しかったです。はい。
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